花粉症による経済損失は1兆円
みなさん、花粉症ですか。春の花粉症の季節は、本当に辛いですよね。目はかゆくなり、くしゃみが出て、頭がぼうっとして、軽い風邪を引いたような感覚が何ヶ月も続きます。
日本の花粉症患者は、3000万人~5000万人とも言われています。これほどの人たちが、毎年1~2ヶ月もの期間、体調不良になっているのです。
では、花粉症による経済損失は、どのぐらいになるのでしょうか。
仮に、1割ほど仕事の効率が落ちるとしましょう。1ヶ月の労働価値を20万円とすれば、2万円の損失です。2万円×5000万人ならば、1兆円。
もちろん、こんなのは机上の空論でしかありません。多くの人は「花粉症の被害は2万円どころじゃない」と思うでしょうし、2万円で花粉症が無くなるなら、払うでしょう。あくまで目安でしかありませんが、1兆円規模の経済損失を、スギ花粉症は毎年、発生させているのです。
花粉症は季節の風物詩のようなもので、しょうがないことだと思っている人もいるでしょうが、毎年1兆円です。冷静に考えれば、すごいことです。東京オリンピックを毎年、無駄に開催しているようなものです。しかも、それが何十年と続いているのです。ものすごい損失です。
では、どうしたら、花粉症を無くせるのでしょうか。ヨーグルトを食べる? 舌下療法をする?しかし、どれも、花粉症を軽くすることは出来ても、無くすことは出来ません。
花粉症を無くすための答えは簡単で「スギの木を切ればいい」のです。ちなみに、スギの木を切ることは、自然破壊ではなく、むしろ「自然保護」になり、環境に良い影響を与えるのですが、それは後ほど説明します。
まずは、花粉症の原因となっているスギの木を切るのに、いくらぐらいかかるのだろうかという、お金の話をします。
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